神戸はパンの町
神戸っ子の自慢は
ベーカリーの数が本当に多く
しかも美味しいパン屋が多い事!
そんな中でも老舗中の老舗が
学生街であり お洒落な店が集まる岡本で
昔と変わらない製法を守り
美味しいパンを作ってらっしゃいます。
過去にフロイン堂でスタッフをされていた
知人の話も織り混ぜながら
その魅力に触れていきたいと思います。
岡本のパン屋 フロイン堂の食パン
岡本梅林公園の帰り道に
ふと思い立ってフロイン堂さんに立ち寄ると
最後の1つの食パンが!!!
最後の最後の 1/3 カットでしたが
すかさず購入の意思を伝えて(笑)
棚に並んでいたクッキー?も
5枚入り340円の物を2つ購入
クッキーだと思っていたら
ビスケットだったよ(笑)
帰りの摂津本山駅のベンチで
待ちきれずビスケットをガブリ(’-’*)♪
素朴な甘さがじんわり口に広がり
何だかとても懐かしい友人と
再会したような そんな味わい。
しかも!
ビスケットならではの
少し固めの焼き加減で
ザクザクッとした
気持ち良い食感がたまりません!
パンを焼いた後の余熱で作られると言う
このビスケット、程よく水分が飛ばされて
その結果、他には無い
ザクザク感が産まれるのでしょうね。
私が行った時は
昼過ぎ15時頃に沢山並んでいました。
横にあった冬季限定のシュトレンも
一緒に買えばよかったなぁ…
さて、肝心の食パンですが
余りの美味しさに写真も忘れて
大半食べてしまってました…(^_^;
今年86歳になると言う二代目店主が
機械に頼らず 全て手ごねで生地を作り
戦争 震災を乗り越えた
特製の 煉瓦釜で
丁寧に手をかけながら
焼いてらっしゃいます
まず、手にとって驚いたのが
ずしっとしっかり自立した重量感。
大ファンの方が遠くから買い求めに来て
食パンを全部縦にして持って帰ったが
型崩れ無くしっかりしていて驚いた…
そんなエピソードもあるほど◎
ビスケットと同じく
トーストすると ザクッとした耳部分と
サクもちっな食感のバランスも
なにより
小麦の風味も存分に楽しめて
香りよし 味よし 見た目よし
バターとの相性も抜群でした◎
是非 バタートーストで
最初は味わって貰いたいなぁ~
岡本の美味しいパンのこだわりは!?
日本でも珍しい
レンガ窯が導入されたのが昭和19年
薪を燃やして庫内を約300℃まで熱し
余熱だけでパンを焼き上げる
中からじんわりと火が通った生地は
余計な水分が飛ぶので とても軽やか!
パサつきや風味の劣化もゆっくりだという
現在もその窯は現役。
戦災や阪神淡路大震災も乗り越えて
私たちに変わらない美味しいパンを
提供し続けてくれています。
しかし時代が移り変わる中、
燃料となる良質の薪が入手できなくなり
やむなく窯をガス式に変更、
薪の場合、窯全体をまんべんなく
熱することができたんですが
ガス式は熱した空気を対流させるため、
どうしても微妙な温度ムラが生じる。
それを解消するために
焼いている途中にパンの位置や
前後を入れ替えるなど
地道で職人の感覚が成せる作業で
美しい焼き上がりに繋がっています。
また、道具の一つ一つも大切に守り続け、
機械を使わない製法
食パンも手ごねでパンを作っています。
二代目店主のこだわりとして
パン生地をこねながら
美味しくなれよ~と声かけもするとか?
また、手渡しで届けると言うことを
モットーとされていますので
デパートなどにある催事や
お取り寄せなどの発送は
行っていないんです。
なので、岡本に行かないと買えないパン
それがフロイン堂さんなんですよ(^-^)
神戸に来たら ちょっと東に足を伸ばし
是非 80代のお父さんの作る
職人の味 味わって頂きたいです。
フロイン堂の予約は当日の朝
お父さんの高齢化もあり
当日の朝に その日に焼くパンが決まります
フロイン堂で働いていた友人曰く
土曜日などはパンがどんどん売れて
売るものが全く無い時間があったり
熱心なファンの方は
定期的にまとめ買いをしに
通ってらっしゃったりしているとか!?
そんなフロイン堂のパンは
当日の朝9時から予約ができます。
食パンはもちろん
カレーパン 田舎パン クルミパンも
素朴だけれども 本当に美味しいですよ(^-^)v
食パンは毎日焼き上がりますが
他に今日は何を焼く予定か?を尋ねて
食べたいパンを予約してみてくださいね◎
フロイン堂
電話
078-411-6686
アクセス
阪急岡本駅から徒歩30秒
JR摂津本山駅から徒歩10分
営業時間
9:00~19:00
定休日 日曜日・祝日